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理事長のご挨拶




社会福祉法人興望館理事長
野原 健治

 2020年6月27日に開催されました、本法人理事会におきまして、柏女霊峰前理事長の後を継ぎ、僭越ながら理事長に就任いたしました。日本における児童家庭福祉の第一人者である柏女氏の後に理事長の職に就くにあたり、その責務の重さを痛感しております。

 当法人は、2019年に創立100周年を迎えました。100年前の偉大なる先達たちを始めとして、それから、多くの人々は何を思い、連綿と意思を紡ぎ、つなぎ続けてきたか。そのことに想いをはせると、神の業としか思えない多くの素晴らしい出会いと導きにより、今日を迎えることができたのだと痛切に感じております。

 現在、社会福祉法人は、その在り方について、厳しいまなざしを向けられ、公益的活動、ガバナンス、経営の透明性、など様々な議論にさらされ、待ったなしの改革の波にのまれています。折しも、新型コロナウイルスの影響により、従来は当然とされてきた事でさえ、「新しい生活様式」の名の下に、見直さざるを得ない事態が生じています。未曾有の社会状況の中を生き抜いていくためにも、興望館は時代に対応して常に変化し続けていかなければなりません。思い起こせば、法人創立当初から「興望館セツルメント」を標榜し、その時代時代の福祉課題を捉え、対応してきた歴史が、興望館の100年そのものでした。その原点を忘れず、今後も、創立当初のミッションを継承しながら、変わっていくことを恐れず、地域福祉に貢献する興望館ならではの社会福祉法人としての使命を果たしていきたいと思います。

 当面は、コロナ禍における地域ニーズと法人の中期5か年計画をすりあわせ、新たなチャレンジをしていくことになると考えます。「傾聴と発信」をキーワードとして、興望館全体が一体となり、力を発揮できるよう取り組んでいきたいと思います。